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平成30年台風第21号の動きは
台風21号の動きを中学生にもわかりやすく説明すると、以下のようになります:
- 発生と発達:
- 8月28日に南の海上で台風が発生しました。
- とても速いスピードで大きく強い台風に発達しました。
- 日本への接近:
- 台風は西の方向に進みながら、日本に近づいてきました。
- 9月4日、非常に強い勢力のまま日本に近づきました。
- 日本上陸:
- 9月4日お昼頃、徳島県に上陸しました。
- 上陸時はとても強い勢力を保っていました。
- その後、兵庫県神戸市付近にも再び上陸しました。
- 日本列島縦断:
- 台風は日本列島を北上していきました。
- 特に近畿地方を中心に、強い風と激しい雨をもたらしました。
- 温帯低気圧化:
- 9月5日朝、北海道の北で温帯低気圧に変わりました。
- これにより、台風としての一生を終えました。
この台風は、25年ぶりに「非常に強い」勢力のまま日本に上陸し、各地に大きな被害をもたらしました。特に近畿地方では、強風による建物の損壊や、高潮による浸水など、深刻な被害が発生しました。
平成30年台風第21号近畿地方の主な被害
- 強風による被害
- たくさんの建物の屋根や看板が飛ばされました。
- 電柱や木が倒れて、道路をふさぎました。
- 大阪府の咲洲庁舎付近では、20台以上の車が横転しました。
- 停電
- 関西電力管内で約224万7000戸が停電しました。
- これは平成時代で最大の台風による停電被害でした。
- 完全に復旧するまでに2週間以上かかりました。
- 交通への影響
- 関西国際空港が浸水し、連絡橋にタンカーが衝突して使えなくなりました。
- 空港に約3000人の利用客が一晩取り残されました。
- 電車やバスも大規模に運休しました。
- 高潮被害
- 大阪湾や神戸港で記録的な高潮が発生しました。
- 西宮市や神戸市などの沿岸部で、住宅や工場が浸水しました。
- 文化財への被害
- 京都府では222件の文化財に被害が出ました。
- 有名な神社やお寺の建物や木々が損傷しました。
- 農業被害
- 果物の木から実が落ちたり、ビニールハウスが壊れたりしました。
- 和歌山県だけでも20億円以上の被害がありました。
この台風は、近畿地方に非常に大きな被害をもたらし、日常生活や経済活動に長期的な影響を与えました。特に強風と高潮による被害が顕著で、多くの人々の生活に深刻な影響を及ぼしました。
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