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光る君へネタバレ46話のあらすじ感想考察を解説!!
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その前に!
平安時代の政治体制について、詳しく説明いたしますね。
平安時代の政治体制は、大きく3つの時期に分けることができます。
- 天皇中心の政治(平安時代初期:794年~866年頃)
平安時代の初めは、天皇が直接政治を行う「天皇親政」の時代でした。桓武天皇をはじめとする初期の天皇たちは、積極的に政治改革を行いました。例えば:
- 平安京への遷都
- 東北地方(当時は蝦夷と呼ばれていた)の征服
- 新しい役職の設置
この時期は、中国の唐の影響を強く受けた政治が行われていました。
- 摂関政治(866年頃~1068年)
次第に、藤原氏という有力貴族の家系が力を持つようになりました。藤原氏は、自分たちの娘を天皇の妃にすることで影響力を強めていきました。そして、「摂政」や「関白」という役職に就いて、天皇の代わりに政治を行うようになりました。これを「摂関政治」と呼びます。
摂関政治の特徴:
- 藤原氏が実質的な権力を握る
- 貴族社会が栄える
- 地方の支配が弱くなり、武士が台頭し始める
- 院政(1068年~平安時代末期)
1068年、後三条天皇が即位すると、天皇家が再び政治の実権を握ろうとしました。特に、天皇が譲位して上皇(じょうこう)となった後も政治を行う「院政」という制度が始まりました。
院政の特徴:
- 上皇が実質的な権力を持つ
- 武士の力が強くなる
- 貴族と武士の対立が激しくなる
平安時代の終わり頃には、平清盛という武士が権力を握り、初めての武家政権である平氏政権を作りました。しかし、源頼朝によって打倒され、鎌倉幕府が開かれることで平安時代は終わりを迎えます。
この時代を通じて、政治の中心が天皇から貴族へ、そして武士へと移っていく様子が見られます。また、中央の政治が地方に及ばなくなっていったことで、各地で武士が力を持つようになっていきました。これが後の武家社会につながっていくのです。
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